2010年7月7日水曜日

モバイルOSの比較

といっても、最新のOSの比較ではないので、あしからず。。。(笑)

比較するのは、iPhone OS 3(以下iPhone3)・Android OS 1.6(以下Android1.6)・Windows Mobile 6 Classic(以下WM6)
いずれも、現行の一〜二世代前ですね。
そして、比較する端末は、iPod touch 1G・HT-03A・Advanced/W-ZERO3 [es](以下アドエス)。

本来であれば、iPod touch 1GはiPhone 3Gあたりがちょうどよいのかもしれませんが、持ってないので…(汗)そして、ここにアドエスが入るのもちょっとかわいそうな気もしないではないです。。。

簡単に端末スペックを見てみると、(左から順に、iPod touch・HT-03A・アドエス)
CPU:412MHz・528MHz・520MHz
RAM:128MB・192MB・128MB
画面解像度:3.5インチ480x320・3.2インチ480x320・3インチ800x480

まぁ、多少ばらつきはありますが、大勢に影響はないかと。。。


では、まず操作性から

Android1.6>iPhone3>WM6


これは、端末次第な部分もありますが、多くのAndroid端末にはトラックボールや戻るボタンがあります。これにより、タッチ操作ではやりにくい部分を補ったり、画面を有効に使うことが出来ています。
iPhone3ではシリーズ一貫してホームボタンしか持っておらず、これがシンプルではあるものの、操作性という観点からはマイナスです。しかし、マルチタッチによる直感的な操作は秀逸で、誰でも使える、という点は素晴らしいです。
さて、WM6ですが、スタイラスを使用することを前提とすれば、操作性も悪くはないと思います。ただ、それにしてもボタン類が小さく、押しづらい。。。T-01Aくらいの大画面なら、また違うのかなぁ。。。


次に、デザイン性

iPhone3>Android1.6>WM6


まぁ、言うまでもないことですが…Appleはデザインを損なうことは大嫌い。スクリーン上は理路整然。アプリケーションも、ひょっとしてAppleの美的意識から外れたものは拒否しているのでは?と思うほど、良いデザインです。
Androidはデザインより機能性。スクリーン上に多くの情報を表示できるwidgetはその典型ですが、これを良いデザインにするかは、アプリケーション開発者の努力次第。さらにはホーム画面まで変更できるので、あんまりデザインという意識はないのかも。
WM6は…ひたすら機能性、ですかね(笑)


機能性(for work)

WM6>iPhone3>Android1.6


たろう自身、仕事でモバイル機器を使用することはないので、たいしたことは書けませんが、WM6はやはりWindowsとの連携を最も重視して考えているので、こと仕事に関する機能性は抜群ですね。Office文書は閲覧だけでなく、編集可能。Active SyncやExchangeサーバとの連携は素晴らしいと思います。
iPhone3もこの辺りについてはがんばっているようで、Exchangeサーバとの連携にはいち早く対応したようです。
Android1.6はGoogleをメインに使っている人には良い…のですが、それにしては中途半端な部分も数多く有ります。


機能性(for amusement)

iPhone3>WM6=Android1.6


ここではあくまでOSの優劣を考えているので、個々のアプリケーションの良し悪しに関しては言うつもりはないのですが、それにしてもiPhoneでは素晴らしいゲームが数多く出ています。一方のAndroidでは収益性の問題もあるのかもしれませんが、パッとしない。これは、OSの問題というより、OSと端末の密接性があるんだとは思います。
で、WM6ですが、これがAndroidと同等なのは、Flashに対応していること。そして、アプリケーションストアという概念がなかったので、アプリを探すこと自体が楽しかった(笑)


最後に、快適性

iPhone3>>Android1.6>WM6



上をまとめても、こうはならないと思うのですが、iPhoneは使ってみないとわからない“よさ”が多くあります。画面遷移時のちょっとしたエフェクト、音楽が消える時のフェード、などなど、OSレベルで非常に細かいところまで洗練されています。CPUもRAMも二者に劣るiPod touchが他より快適に使えているのは、すごいことだと思います(シングルタスクだからというのもありますが^^;)。以前は母艦ありきのiPhoneでしたが、次第に母艦との連携も弱まってきていて、Wi-Fi同期も近い将来可能になるとか。iOS4でマルチタスクにもOSレベルでは対応しましたし、もう言う事なしですね。
Androidは、最後発で出てきただけあり、iPhoneの良さを取り入れ、またWMの失敗を教訓にしている部分もあると思います。しかし、今一歩足りない。たしかに機能性には優れているけれど、それが中途半端に終わっている。次期Android OS 3.0ではそういった部分を洗練していくらしいので、ここは非常に楽しみです。
そして、WM6。今現在、後継OSにあたるWindows phone 7が搭載された機種はまだありませんが、噂ではZune HDやXboxとの統合など、より一般消費者に近づいた戦略を取ってきているようです。しかし、これが吉と出るか凶と出るか。。。
たしかに、Windows OSはビジネスから一般消費者へと広がり、不平不満はあるものの、もっとも支持されている。しかし、モバイルOS分野ではその波に乗り遅れ、Appleに多くの一般消費者を取られてしまった。であれば、大成こそしなかったものの、10年にわたって開発を続けてきたビジネスに特化したモバイルOSを作り続けた方がいいのでは…?と思わなくもないのです。


…以上、いろいろ弄ってみての私感でした^^


次は、盛り上がってきた、タブレット?スレート?PCについてでも書いてみようかな。

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