2010年9月23日木曜日
東雲湖
突然ですが、北海道には三大秘湖と呼ばれるものがあります。
・オンネトー(足寄町東部)
・オコタンペ湖(千歳市西部)
・東雲(しののめ)湖(上士幌町)
札幌に住んでいた頃は、よく支笏湖に行くついでに、オコタンペ湖に立ち寄り、『うーん…湖の色、変わってるんかな〜?』とか思っていた(秘湖たる所以が、そう言われていたんです。)のですが、それほど気軽に行ける湖なので、あんまり秘湖らしさはありませんでした。
そして、東雲湖も、然別湖に行くついでに、よく話としては聞いていたのですが、車から見れるような、気軽な場所ではないので、今まで行ったことがありませんでした。
そこで、ちょっと気になって調べてみると、たしかにちょっと大変そう。駐車場から歩いて2時間、往復4時間は気軽…ではないですよね(・・;)
しかし、いろんなひとのBlogを読んでいても、それほど大した行程でもなさそうなので、気軽な気持ちで出かけて来ました。
しかし、それが悪夢のはじまり…
然別温泉街の近く、白雲橋から行くのがメジャーなルートのようで、然別湖畔沿いに進む道と、山を登って進む道、二つの経路があります。
当日、予報では晴れだった天気は、現地では濃霧。同行人とも相談した結果、同じ道を行って帰るのは芸がないので、行きは山回り、帰りは湖畔沿い(次第に晴れることを期待したのです。。。)にしたのです。
まず向かうのは白雲山。
まぁ、天気は良くないものの、軽快な足取りで登って行きます。男二人なんで、楽勝楽勝。
朝早かったので、人に会うこともなく、山頂への分岐まで到着。
さて、ここで二人、山頂まで行かずとも東雲湖に行けると思い込んでいました。取った選択肢は、もちろん山頂への道ではなく、そのまままっすぐ進む道。
下りだ、下りだ〜、と喜んでどんどん進むと、ナキウサギのいそうなガレ場が。そういえば、湖近くにそんなガレ場あるって書いてあったな〜、と思い、お、もうすぐ?…にしては早いな〜。とか考えながら、軽く休憩して、またどんどん進む。途中、なにやら看板が。『ヌプカの里』
ん…聞いたことないぞ?
そこで、ふとiPhoneを取り出し、現在地をチェック…
ここ、どこ?(・・;)
実は、東雲湖へ向かう、もう一つのルート、ヌプカの里に下りて来ていたんです( ̄▽ ̄;)!!ガーン
そう、白雲山は山頂まで登らないと先には行けないのです。
それに気付いた二人は大急ぎで戻り、ようやく分岐点へ。往復約2時間の浪費です。。。しかも、天候は良くなるどころか、雨足は強まるばかり。
しかし、そこは気合い!山頂目指して歩みを進め、無事登頂。小学生たちが半袖で飛び跳ねながら登って来たのを、笑って眺めるしかなく…
そして、その山頂で驚愕の事実を。なんと、もう一つ山を越えないといけないらしい。
気を取り直して、次の山、天望山へ向かいました。
ひたすら下り。ずいぶん楽だったのですが、下り終えたところで、また驚愕の事実。
登山道ドコ?
なんとなく藪の中に線があるけど、あれ…じゃないよね?
いや、まさにそれでした。
天望山はほとんど人が入っていないらしく、登山道の整備はされておらず、ひたすら藪漕ぎ。しかも、頂上までかなりの勾配で登って行くので、辛いのなんの。
頂上に着いた頃には疲労困憊でした。
そんなこんなで、無事下山でき(もちろん藪漕ぎ)、東雲湖に到着したわけですが…
霧。霧。霧。
なんも見えません。
葦が立ってるのは分かりますけど…全体像も見えず。。。
何しに来たんだろ?って感じ。
例のガレ場は湖のほん近くにあったので、ナキウサギの姿に期待しながらそこで昼ごはん(ここでようやく1時くらいだったと思います)を食べていましたが、結局姿も声も聞こえず。
(あ、ナキウサギといえば、無駄足だったところのガレ場で声だけは聞こえました。)
帰りは湖岸をただひたすら、1時間?1時間半?もう時間はどうでもよくなっていたので、覚えていませんが、すでに棒になった足を引きずりながら歩いて帰りました。
とまぁ、何してるの?って感じのトレッキング?いや、もはや登山、になってしまったのですが、いくら人がそんなに大変じゃない、と言ってても、ちゃんと調べて行こうと改めて思いました。。。
帰りに入った然別湖畔を望む温泉、気持よかった〜。
写真は、今回唯一、天候が味方してくれた、幻想的な雰囲気の中で撮った写真です。東雲湖の写真は真っ白でなんも面白くなかった(>_<;)
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